なぜ人事は、システム活用で自社の真の問題にたどり着けないのか? ~多すぎる外部からの情報、少なすぎる内部の情報~
2021.09.09
まとめ
「人材マネジメント、タレントマネジメントのためにシステムを導入したけれど、どうにも思ったような使われ方がされない、成果を実感できない」という問題に対して、「外部からの情報」「内部の情報」という視点から、その原因の一端を読み解き、解決のための一歩の方向性について考えてきました。
メールボックスを開けると、様々な「トレンド」「解決策」「方法論」を紹介するオンラインセミナーの案内が溢れ出てきます。人事関連の情報を紹介するメディアでも、そうしたキーワードに関する記事が多数掲載されています。HR Tech、HR DX周辺は、今ホットな領域であり、ビジネスチャンスをつかもうと多くのベンダーが様々なサービスを展開しています。そうしたことを「薬」として活用できるか、使い方を誤って「毒」としてしまうか否かの分かれ目は、「自社の状況を把握すること」「試行錯誤・仮説検証・意思決定のために、データを十分活用できること」「価値を生み出すための活動に時間を使えること」が、しっかりできているかどうかにかかっています。
是非、まずは地に足をつけて、溢れる情報を味方にできるように、システム・データ活用に取り組んでいただきたいと思います。
(完)
2021年9月9日