導入事例

Rosicを活用して成果を上げている企業の事例をご紹介します

財務、営業、仕事、人事等の情報を統合した柔軟なレポートを実現し、 経営と現場を支援し、事業戦略を推進するシステム構築と運用に成功

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目次

システムの質を大きく左右する、
要件定義時のプロとしてのアドバイスと提案

ここでシステムのベースとなっているRosicについて教えてください。
まず、システム化にあたって重視した点はどういうことでしたか?

櫻井 氏 櫻井 氏

まず、私たちが事業管理のために必要だと考えるすべてのデータが確実に格納し続けられることです。そこにシステム上の制限があればExcelでの例外運用が残ってしまいますし、一度決めた範囲を拡張、変更することができなければ、変化していくビジネス環境に対応していくことができません。

次に、データを取り込むための仕組みがしっかりとしていることです。できる限り手作業を排して、データを蓄積していけることが重要です。ただし一方で、あまりにガチガチのデータ連携しかできず、時々に発生する例外対応や確認作業ができないと、現実的な運用には乗りません。そうした点も重要なポイントでした。

閲覧権限が柔軟に設定できることも見極めのポイントでした。先に述べた通り、既存の基幹システムやBIツールでは人事系の情報との連携が困難だった事も大きなポイントの一つです。広く現場に情報を提供していこうと考えたときには、私たちが意図する閲覧権限に対応できることは重要な要素です。

そしてレポーティング機能が柔軟であることです。「新しい働き方」のための取り組みは、走りながら考えていくプロジェクトです。一回決めた画面を変えることができない、変えるのに時間とお金がかかってしまうということでは新しい挑戦や試みを止めてしまうことになります。

システム導入の成果につながったRosicの強みはどういう点だと思いますか?

熊谷 氏 熊谷 氏

ひとつは、システム以前の話ですが、導入コンサルティングの質の高さが挙げられます。システムと数字、経営と人事に明るいコンサルタントが、システム化にむけて様々なアドバイスをしてくれました。他のシステム改修をした際には、私たちが言ったことをそのまま「はい、わかりました」、「それは難しい」といって進めていく感じでしたので、システムに対して素人の私たちが実現するために必死にアイディアを絞りださなくてはなりませんでした。ですから、時間もかかりましたし、自分たちの想定以上の仕組みにはなりませんでした。一方、Rosicでのシステム構築の際には、私たちが最終的に実現したいことの背景まで理解していただき、プロとしてのアドバイスや提案をいただけたので、手戻りが非常に少ないプロジェクトでした。また、単に機能面の要件を詰めていくだけではなく、そこに至るまでの運用面や導入後の変更のしやすさなど、ユーザー側が見落としがちな面にも考慮してもらい、私たちが頭で考えていた以上の仕組みを作り上げることができました。

櫻井 氏 櫻井 氏

システム化するというと、できるだけ自動化できれば良い、人手がかからない方が良いと考えがちです。しかし運用が完全に確定していない場合には、敢えて人の手を介する運用を残しながらシステムを発展させていく方が良い、ということを要件定義の際に提案していただけました。新しい挑戦をしていますから、修正したい、変更したいといったことが当然出てきます。他のシステムからのデータ連携の際には、少し手直しをしなければならない例外処理も発生することもあります。そうしたことをあらかじめ見越したかたちでシステムを設計し、開発してもらえたことが、経営層や現場からの要望に応えられる仕組みにすることができた大きな要因のひとつだと感じています。

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